浦和が3試合ぶりの勝利! 伊藤がJ1初ゴール…4-3-3システム機能、横浜FMを2-1撃破
ホームで2位横浜FMと対戦、ラスト15分でDF酒井を右ウイングの位置に交代起用
浦和レッズが20日のJ1第36節でホームに2位の横浜F・マリノスを迎え撃ち、2-1で3試合ぶりの勝利を飾った。リカルド・ロドリゲス監督が4-3-3を採用して臨んだ戦術が機能した。
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浦和は今月に日本代表の2試合に帯同しながらいずれも負傷欠場したDF酒井宏樹がベンチスタート。3トップ型のシステムを採用し、右にはMF田中達也、左にはMF大久保智明を起用。普段はサイドでプレーすることの多いMF関根貴大をインサイドハーフに据えた。
立ち上がりはマリノスが勢いよくプレスをかける展開になったが、浦和は両サイドのスピードある選手の背後にボールを送る姿勢を見せた。マリノスが押し込んだ場面では浦和は5バック化してスペースを消し、そこからカウンターを生かす展開になった。
そうした中で浦和は前半18分、左サイドのペナルティーエリアすぐ外で大久保がフリーキックを得ると、FW江坂任は低いボールをゴール前へ。混戦をすり抜けたところでファーサイドに詰めていたMF伊藤敦樹が押し込んで先制。今季、流通経済大学から加入の伊藤は嬉しいJ1初ゴールになった。
その後も浦和のカウンターが機能する形で前半を終えると、後半3分には左サイドで江坂が受けると関根がフォロー。そして、その間に最終ラインの背後に飛び出した伊藤へ関根のスルーパスが通り、伊藤は飛び出してくるGKの前で右サイドへラストパス。これを受けた田中が押し込んで、浦和が2-0とリードを広げた。
メリハリある攻守を見せる浦和に対してマリノスはMFマルコス・ジュニオールの振り向きざまのコントロールショットがゴールポストを叩いた場面はあったが、なかなかゴール前へ入り込めずに時間が進んだ。
そしてラスト15分でロドリゲス監督は酒井を右ウイングの位置に交代投入する策を見せ、サイドの強度とロングボールを競り合える存在として起用。マリノスは同40分に途中出場のFWレオ・セアラが追撃の1点を決めたが、浦和が2-1で逃げ切り。浦和はこれがリーグ戦3試合ぶりの勝利になった。
(FOOTBALL ZONE編集部)