イングランド指揮官が再び迷走? 16強決戦でヴァーディのウイング起用が急浮上

疑問噴出のホジソン采配 アイスランド戦でまたも新布陣を採用か

 イングランド代表を率いるロイ・ホジソン監督が、27日に行われる欧州選手権(EURO)決勝トーナメント1回戦のアイスランド戦に、ここまで不発のFWハリー・ケイン(トットナム)をセンターフォワードに、スピードスターのFWジェイミー・ヴァーディをウイングに置く新布陣を採用する可能性が浮上している。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 ホジソン監督は大会を通じて4-3-3システムを採用。初戦のロシア(1-1)と続くウェールズ(2-1)戦では1トップにケイン、左右のウイングにFWラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)とMFアダム・ララーナ(リバプール)を起用したが、いずれも得点には絡めていなかった。ウェールズ戦では、途中出場したヴァーディとFWダニエル・スタリッジ(リバプール)がゴールを決めるなど交代策がズバリ的中したが、ヴァーディ先発を待望する声は大きく、指揮官の采配には疑問の声が上がっていた

 ホジソン監督に対する風当たりは、第3戦のスロバキア戦後にさらに強まった。ヴァーディとスタリッジをスタメン起用した一方、主将のルーニーやケインなど主力6人を温存する大胆なターンオーバーを敢行。だが、この策が実らずスコアレスドローに終わったことで、ウェールズにグループB首位の座を譲った。

その代償は大きく、準々決勝で開催国フランスと対戦する可能性があるほか、同じ山にEURO3連覇を狙うスペイン、世界王者ドイツ、イタリアといった強豪が揃う「死の山」を戦うことになった。

 

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