浦和MF阿部勇樹、現役生活に別れ…引退後は指導者へ 「教えてもらった監督に失礼」

浦和レッズの元日本代表MF阿部勇樹【写真:轡田哲朗】
浦和レッズの元日本代表MF阿部勇樹【写真:轡田哲朗】

引退発表会見を実施 「勝負の年、最後の年になるのではないかと…」

 浦和レッズの元日本代表MF阿部勇樹が11月14日にさいたま市内で記者会見を行い、今季限りでの現役引退を発表した。「本当に幸せなサッカー人生でした」と、キャリアを振り返りつつ、今後のキャリアについて「指導者の道に行きたい。逆にいかなければ、いままで教えてもらった監督に失礼なんじゃないかと思う」と語った。

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 阿部はジェフユナイテッド市原(現千葉)のユースに所属していた1998年8月に16歳でJリーグデビュー。確かな技術とユーティリティー性を武器に試合出場を重ね、2003年にイビチャ・オシム監督が就任したチームでは若き主将としてもプレー。04年にはアテネ五輪に出場し、翌年からはヤマザキナビスコ杯(現ルヴァン杯)の連覇などの実績を残した。

 そして、07年に浦和へ移籍すると1年目からAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇に大きく貢献。10年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)に出場すると、イングランドへ移籍してレスターで1年半プレーした。12年にミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任と同じタイミングで浦和に復帰すると、主将としてチームをまとめた。17年には2回目のACL制覇を果たした。

 会見では「今年、始まった時点である程度、自分の年齢も考えて勝負の年、最後の年になるのではないかと考えていた。実際に自分の中で決めたのは、40歳の誕生日を迎える前には決めてクラブに伝えたいという思いがあったので、9月の頭にはクラブに伝えさせてもらった」と決断までの経緯に触れ、「本当に幸せなサッカー人生でした」と現役生活を振り返った。

 市原(現千葉)、浦和でのキャリアを辿る中で、イビチャ・オシム監督、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督といった名将のもとで指導を受けた阿部。引退後については「今後は指導者の道に行きたい」との考えを示し「逆にいかなければ、いままで教えてもらった監督に失礼なんじゃないかと思う」と、指導者への転身するプランを明かした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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