ルーニーら主力6人先発外した英代表はスロバキア戦でシュート27本も0−0ドロー ウェールズに逆転され、B組2位突破

ホジソン監督のターンオーバー策は失敗に

 イングランド代表は現地時間20日、サンテティエンヌでスロバキア代表と対戦。スロバキアの堅い守備を崩せず0-0のスコアレスドローに終わったが、イングランドは1勝2分の勝ち点5とし、グループ2位でベスト16進出を決めた。

 引き分けでも突破が決まる状況で試合を迎えたイングランドのロイ・ホジソン監督は大胆なターンオーバー策に出た。第2戦のウェールズ戦で共にスーパーサブとして活躍し、得点を挙げたFWジェイミー・ヴァーディ(レスター)とダニエル・スターリッジ(リバプール)の2人を先発に抜擢するなど、スタメンを6人入れ替えた。主将FWウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)も温存し、センターバックのDFギャリー・ケイヒル(チェルシー)がキャプテンマークを巻いた。

 前半5分、ヴァーディがDFナサニエル・クライン(リバプール)の右クロスに合わせてこの試合最初のシュートを放つと、同17分には一本の縦パスから最終ラインの裏へ抜け出し、相手DFマルティン・シュクルテル(リバプール)をスピードで置き去りにした。GKとの1対1に持ち込んでの左足シュートはGKに防がれたものの、今季レスターで何度も見せたような真骨頂の高速カウンターを披露して攻撃陣を牽引した。

 ヴァーディや何度も効果的なオーバーラップを仕掛けていたクラインといった選手を中心に圧倒的に攻め込むイングランドだったが、守備を固めるスロバキアを前にゴールが遠く、0-0のまま後半に突入した。

 

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