川崎、4試合残してJ1リーグ連覇! 浦和に1-1ドローも通算4回目のリーグ優勝決定

連覇を決めた川崎フロンターレ【写真:高橋 学】
連覇を決めた川崎フロンターレ【写真:高橋 学】

川崎DFジェジエウが先制弾、後半被弾で1-1ドロー

 川崎フロンターレが3日のJ1リーグ第34節・浦和レッズ戦で1-1と引き分けたが、2位の横浜F・マリノスがガンバ大阪に敗れたため、4試合を残してリーグ2連覇を決めた。

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 首位の川崎は2位の横浜FMとの勝ち点差が1でも開ければ優勝が決まる状況でこの試合を迎えた。4-3-3定番システムで臨んだ川崎に対し、浦和はデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが試合の登録メンバーから外れ、FW江坂任とFW小泉佳穂が前線に並ぶスタートになった。

 立ち上がりは浦和がサイドからのスルーパスを川崎の最終ライン背後へ狙う形が多かったが、最後の精度を欠いた。川崎は右サイドを起点に攻める形が多く、前半12分にはMF脇坂泰斗が左足ミドルを狙ったが、枠外にシュートが飛んだ。

 最初の決定機は浦和で同26分、右サイドを突破してから中央に戻したボールをMF汰木康也や江坂が立て続けにシュートしたが、GKチョン・ソンリョンの後ろをDF谷口彰吾もカバーしてゴールを許さなかった。すると同33分、川崎はセットプレーの二次攻撃で中央に入ったボールをFWレアンドロ・ダミアンが競り合い、こぼれたところをDFジェジエウが押し込んで先制。1-0のリードを奪ってハーフタイムを迎えた。

 後半は比較的に浦和がボールを持つ時間も長くなったが、川崎も中盤の高い強度で前進させずに試合が膠着した。ゴール前のシーンがあまりない試合になり、浦和はリカルド・ロドリゲス監督が残り15分で、リーグ戦では東京五輪の中断明け初戦となった8月9日の北海道コンサドーレ札幌戦以来の出場になるFW興梠慎三をピッチに送り込んだ。

 すると同44分、MF伊藤敦樹がペナルティーエリア内でシュートを放つと、こぼれ球にDF酒井宏樹が反応して押し込んで同点ゴール。川崎は土壇場で1-1の引き分けに持ち込まれた。

 しかし、同時刻キックオフの横浜FMがG大阪に0-1で敗れ、勝ち点差が13に開いたことで残り4試合で逆転の可能性がなくなり、川崎が2連覇で通算4回目のリーグ優勝を飾った。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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