西川周作×東口順昭、1986年組のライバルGKが“11日間の2試合”で見せた極上の存在感

勝利した西川は「リーグ戦でも自分たちはACLを狙える位置にいる」と意欲

 ベテランになっても確かな力を持つ2人だが、浦和ではGK鈴木彩艶、G大阪では湘南ベルマーレに期限付き移籍中のGK谷晃生といった、今夏の東京五輪に出場した若手GKから追われる立場でもある。実際に西川は今季、ミスからの失点があった時期にリーグ戦のレギュラー交代を経験している。

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 それでも経験がチームに与える好影響も間違いなくある。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)などタイトル獲得のキャリア持つ西川は、若手も増えてきたチームに「リーグ戦でも自分たちはACLを狙える位置にいる。これからの残り試合は1試合、1試合が決勝戦。その緊張感を味わうことでチームとしても成長できる。そのなかでできることも通用しないことも出てくるだろうけど、ポジティブに捉えながら最後まで戦って、リーグ戦の3位以内も最後まで諦めずにやりたい」と、勝ち上がりの意義を話した。

 わずか11日間で両GKは自分たちのチームに貴重な結果をもたらす素晴らしいパフォーマンスを見せ、まだまだその実力が健在であることを証明した。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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