西川周作×東口順昭、1986年組のライバルGKが“11日間の2試合”で見せた極上の存在感

天皇杯で激突した両守護神、東口順昭と西川周作【写真:Getty Images】
天皇杯で激突した両守護神、東口順昭と西川周作【写真:Getty Images】

16日のリーグ戦では東口に軍配も、天皇杯では西川が“リベンジ”

 浦和レッズのGK西川周作は、27日に行われた天皇杯準々決勝のガンバ大阪戦でファインセーブを連発し、2-0の勝利に大きく貢献した。リーグ戦の試合では相手GK東口順昭の活躍で勝ち点を奪われただけに、「今日は自分がゴールマウスにカギをかけて、なんとしても勝ちたかった」と笑顔だった。

 両者は10月16日のリーグ戦で対戦。埼玉スタジアムで迎えた試合は浦和が多くのチャンスを作ったが、ことごとく東口が立ちはだかった。前半にはペナルティーエリア内から放たれたFW江坂任のシュートをセーブし、1-1となったあとの後半アディショナルタイムにはMF小泉佳穂のミドルや、ゴール前でのMF田中達也のシュートをセーブ。押し込まれた展開で勝ち点1を奪う立役者だった。

 一方で、この日は西川がG大阪の前に立ちはだかった。前半にはセットプレーからニアサイドでDF菅沼駿哉が合わせたヘディングシュートを鋭い反応でセーブし、MFウェリントン・シウバのミドルシュートも安定感のあるキャッチ。そして後半には、ゴール前のこぼれ球を押し込みにかかったFWパトリックの決定機をファインセーブで防いだ。この日、浦和の勝利において西川の存在感は非常に大きなものだった。

 西川は試合後、「リーグ戦での経験を生かすことができた。みんながハードワークもしていたし、ピンチも身体を張って防げたのが次につながる。僕らのホームでは彼(東口)にとことん止められた。彼の素晴らしさは十分に証明されたと思う。今日は自分がゴールマウスにカギをかけて、何としても勝ちたかった」と笑顔で試合を振り返った。

 同じ1986年生まれの両者は西川が先に大分トリニータの下部組織からデビューし、東口は大学卒業後にアルビレックス新潟に加入してのプロ入り。それだけに東口が「僕は追いかけてきた立場」と話したこともあるが、ともに実力をつけて日本代表にも選出されるに至った。低弾道パントキックなど攻撃的な部分にも長所を持つ西川と、誰もが認めるシュートストップ能力のある東口は、切磋琢磨しながらJリーグでも屈指のGKとして活躍している。

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