解任危機のマンUスールシャール監督、キャプテン人選で選手から不満の声と英紙報道

ユナイテッドを継続して率いるスールシャール監督【写真:AP】
ユナイテッドを継続して率いるスールシャール監督【写真:AP】

英代表DFマグワイアのキャプテン任命にある選手が不満

 マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は、前節リバプール戦で0-5の大敗を喫するなど成績不振を理由に解任報道が過熱した。クラブは続投を支持している一方で、選手からはキャプテンの人選に関してノルウェー人指揮官に対する不満の声が挙がっているという。

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 現在直近のプレミアリーグ4試合で1分3敗と勝利から遠ざかっているユナイテッド。レスター・シティ戦(2-4)、リバプール戦(0-5)の2試合だけでも9失点を喫するなど守備陣は崩壊気味で、明るい材料は少ない。リバプール戦の歴史的な惨敗後にはスールシャール監督解任の可能性が様々なメディアで報じられた。

 しかし、試合翌日にはエド・ウッドワードCEOやオーナーのジョエル・グレイザー氏など幹部による話し合いが行われ、スールシャール監督の続投が支持された。当面は同指揮官の下で巻き返しを図ることになった。

 そうしたなかで、英紙「タイムズ」によると、とある選手はスールシャール監督に対する不満を募らせているという。その理由は、2020年1月に当時加入してまだ半年だったイングランド代表DFハリー・マグワイアをキャプテンに任命したことだとされている。

 マグワイアは2019年夏に移籍金8000万ポンド(約125億円)でレスターからユナイテッドに移籍。DFラインの新たな柱として期待された。20年1月に前キャプテンのMFアシュリー・ヤング(現アストン・ビラ)がインテルへ移籍したことを受けてスールシャール監督から新キャプテンに任命されていたが、より在籍期間の長いスペイン代表GKダビド・デ・ヘアやイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードらを差し置いて、加入から間もないセンターバックに腕章が託されたことを疑問視する選手も出てきているようだ。

 元監督のサー・アレックス・ファーガソン氏も含め、クラブとしては現体制を全面的にバックアップしていく方針を固めた。しかし、選手から不満が大きくなればチームとしては空中分解を起こしかねない。渦中のスールシャール監督はこの苦難を乗り越える策を持ち合わせているのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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