5失点大敗のマンU、監督にリバプールOBが痛烈批評 「クロップやペップにはなれない」

マンU率いるスールシャール監督【写真:AP】
マンU率いるスールシャール監督【写真:AP】

リバプールに0-5で敗れ、元英代表DFキャラガー氏はスールシャール監督を辛口評価

 マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間24日に行われたホームでのプレミアリーグ第9節でリバプールに0-5で敗れた。本拠地オールド・トラッフォードでの惨敗を受け、オレ・グンナー・スールシャール監督への風当たりは強まる一方だ。元リバプールのジェイミー・キャラガー氏は、「スールシャールはクロップやグアルディオラにはなれない」と辛辣な評価を下している。

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 今節最大のビッグゲームは、アウェーチームが一方的にホームチームを叩き潰す結果となった。試合開始5分でギニア代表MFナビ・ケイタが先制ゴールを決めると、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ、エジプト代表FWモハメド・サラーの2得点でリバプールが前半のうちに4点をリード。後半5分にはサラーがイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンのアウトサイドパスに抜け出してダメ押しの5点目を奪った。

 ユナイテッドもシュートを12本放つなど攻め手がまったくなかったわけではないが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがゴールネットを揺らした場面もオフサイドでノーゴール。途中投入のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニのシュートもポストに嫌われるなど最後まで得点は遠かった。フランス代表MFポール・ポグバの退場により、残り30分の時点で数的不利を背負ったチームにリバプールを逆転する術は残されていなかった。

 ホームでの歴史的な惨敗を受けて、スールシャール監督への逆風はこれまで以上に強くなっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」で解説を務める元イングランド代表DFキャラガー氏は、「彼はこれまで本当に良い仕事をしてきたと思っていた」と前置きしたうえで、「しかし、この時点でクロップやグアルディオラ、トゥヘルが指揮するリバプール、マンチェスター・シティ、チェルシーに挑むにはもっと良い監督が必要だ」とノルウェー人指揮官の限界を指摘した。

「オレ・グンナー・スールシャールはマンチェスター・ユナイテッドにとって、次のレベルを求める時の監督ではない。今は大物の時代だ。オレ・グンナー・スールシャールはユルゲン・クロップやペップ・グアルディオラ、トーマス・トゥヘルにはなれない」

 ジョゼ・モウリーニョ監督の後任として2018年末から古巣の指揮を託されたスールシャール監督。昨季はチームをプレミアリーグ2位まで導いたが、いまだタイトルには手が届いていない。名将と名高いクロップ監督との直接対決に敗れ、崖っぷちに追い込まれている。

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