ベイルが魅せた! イングランド戦でEURO2戦連発となる衝撃の30メートルFK弾

移籍金116億円の実力を“英国ダービー”で見せつける

 ウェールズの大黒柱、レアル・マドリードFWギャレス・ベイルが衝撃のスーパーFKを叩き込んだ。欧州選手権(EURO)第2戦となったイングランドとの「英国対決」で、約30メートルの直接FKを叩き込んで先制ゴールをマークした。初戦のスロバキア戦に続く、2試合連続のFK弾。2013年にトットナムからフットボール史上最高額となる116億円で移籍したエースは、圧倒的な実力を見せつけた。

 ランスで行われたダービーマッチは序盤からイングランド優勢の展開だったが、前半42分にベイルが魅せた。自らのファウルで得た直接FKのチャンス。ゴールから約30メートルの距離があったが、絶対的エースの背番号11には関係がなかった。左足を一閃すると、強烈なシュートはGKジョー・ハートの手元で急激に落ちる。このボールにハートは左手を伸ばしたが、弾き切れずゴールネットを揺らした。ベイルの衝撃的な2試合連続FK弾で、ウェールズが先制を果たした。

 レアル移籍後、3年間で2度UEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献しているベイルは、初戦のスロバキア戦では前半10分に、ゴール正面やや右の位置で得たFKを得意の左足で叩き込んだ。ボールを押し出すように放たれたシュートは、GKの手前でストンと急激に落ちる驚異的な変化を見せ、相手GKは全く対応できない一撃を決めていた。

 隣国イングランド相手に決めたFKでのスーパーゴールで、スタジアムに駆けつけたウェールズファンを歓喜の渦に巻き込んだ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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