スラン戦、三笘が後半頭から出場して状況一変　2点ビハインドから逆転勝利

　ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズのMF三笘薫は、リーグ第11節スラン戦に途中出場し、リーグ戦初ゴールを含むハットトリックを奪う活躍を見せ、4-2の逆転勝利に貢献した。劣勢のなかで見せた活躍ぶりに、「漫画の主人公かよ」と反響が広がっている。

　スラン戦でベンチスタートだった三笘。チームは前半で0-2とビハインドを背負い、さらに退場者を出して1人少ないという状況で後半を迎えた。

　この逆境のなか、後半頭から途中出場したのが三笘だ。すると同10分、ペナルティーエリア（PA）内からグラウンダーのシュートを決めてベルギーリーグ初ゴールをマークした。

　後半21分に味方のゴールで2-2と追い付いて迎えた同31分、味方が高い位置でボールを奪った流れで一気にゴール前へ走り込んだ三笘が、スルーパスに抜け出し右足で逆転ゴールを流し込んだ。

　三笘はさらに輝きを放つ。後半45分、ハーフウェーライン左で味方からパスを受けると迷わずドリブルで前進し、対角線上の突破から圧巻の一撃を突き刺した。

　2点ビハインド、味方退場により10人と数的不利のなかで後半から出場した三笘。リーグ戦初ゴール、さらにプロ初ハットトリックという圧巻のパフォーマンスでチームに勝ち点3をもたらしている。

　現地サポーターが三笘らに大チャントを送る姿をクラブ公式ツイッターが公開して反響が拡大。SNS上でも「漫画の主人公かよ」「伝説すぎる」「戦術・三笘」「代表入り間違いない」などの声が続々と上がっており、注目度が急上昇している。