低迷ミランすら見放した不発の悪童バロテッリ 屈辱のリバプール帰還へ

ラツィオが候補に挙がるも可能性薄く

 来季の所属先として、イタリア代表FWとして活躍した当時の監督であるチェーザレ・プランデッリ氏が就任するのに伴いラツィオが浮上したという報道もあったが、同クラブのクラウディオ・ロティート会長はプランデッリ氏の就任に難色を示し、元チリ代表監督のマルセロ・ビエルサ氏の招へいに動いているという。バロテッリにとっては、恩師の復活は大きな希望だったが、その道もかなり険しくなっているようだ。

 昨夏もリバプールがレンタル先を必死に探したが、高額年俸がネックになり母国イタリアを中心に多くのクラブの名前が浮かんでは消えた。古巣のミランとレンタル料なしの年俸の半分近くを負担という破格の条件で交渉がまとまったのは、両国のリーグがすでに開幕した後の8月27日だった。

 来季に向けても、同様の苦難が待っていそうな“悪童”の扱いは、本人のみならずリバプールにとっても頭の痛い問題になりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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