川崎、ACLベスト16敗退 韓国・蔚山と延長120分間の死闘演じるも…PK戦で力尽きる

川崎は蔚山にPK戦で敗れACL敗退【写真:ⓒAFC】
川崎は蔚山にPK戦で敗れACL敗退【写真:ⓒAFC】

両者拮抗したまま試合が進行、スコアレスのまま迎えたPK戦を2-3で落とす

 アジアのクラブ王者を決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は、決勝トーナメントがスタート。川崎フロンターレは14日に蔚山現代(韓国)と敵地で対戦し、0-0からのPK戦で2-3の敗退となった。

 今季から出場チーム数が40に増加し、東地区のグループステージは5組に分かれた。それぞれの首位と2位のうち上位3チームが突破する形式で、川崎はI組を6戦全勝で首位通過。一方の蔚山もF組を6戦全勝で突破したが、チーム数の関係で唯一発生する1位通過チーム同士の戦いがこの組み合わせになった。そして、川崎は新型コロナウイルスの影響で昨季に続き一発勝負になったゲームをアウェーで戦う不利な条件が当たった。

 現役時代に柏レイソルでプレーした元韓国代表ホン・ミョンボ監督が率いる蔚山に対し、川崎の前半は持ち前のパスワークが発揮させてもらえない苦しい展開になった。ペナルティーエリア周辺からシュートを打たれる厳しい場面も何度か迎えたが、無失点で耐えながら試合を進めた。

 前半途中に鬼木達監督がシステムも修正し、徐々にペースを取り直した川崎は最後の時間帯ではペナルティーエリア内に切り込んでいく場面を作ったものの0-0のままハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると全体的には川崎のボール保持率が高まったが、なかなかゴール前を崩すには至らなかった。一方の蔚山もシンプルなロングボールの数も多くありながら、ペナルティーエリア内に入り込んでくる場面もあり、両者が拮抗したまま試合が進行。このまま両者が無得点で延長戦に突入した。

 延長戦に入ると時間の経過とともに消耗戦の様相も呈し始める試合になった。川崎は全体にボールを持たれる時間が増えつつも、延長前半のラストプレーでは途中出場のFW知念慶がゴール前で決定機を迎えたが、ヘディングシュートは相手GKにファインセーブされた。

 川崎の鬼木監督はラスト10分でFWレアンドロ・ダミアンとFW小林悠に代え、MF長谷川竜也とFW遠野大弥を投入して勝負に出た。しかし、同じタイミングでDF山村和也がMF塚川孝輝と負傷交代。センターバックに負傷者が相次いでいる中では苦しい状況も同時に抱えた。終了1分前には相手のヘディングシュートがゴールポストに当たって肝を冷やした川崎だが、0-0のまま決着はPK戦にもつれ込んだ。

 川崎が先攻となり互いに2人目が枠外にシュートを失敗したPK戦は、相手3人目MFイ・ドンジュンのキックをGKチョン・ソンリョンがストップ。しかし、川崎は4人目のMFジョアン・シミッチが枠を外し、5人目のMF家長昭博がGKにストップされた。そして蔚山は5人目のMFユン・ビッガラムが決めて勝負あり。川崎はPK戦の末にACLの舞台から姿を消した。

(Football ZONE web編集部)


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