名古屋、ACLベスト8進出! FWシュヴィルツォク“圧巻”3発、韓国・大邱に逆転勝ち

名古屋グランパスが大邱FC(韓国)に勝利【写真:ⓒAFC】
名古屋グランパスが大邱FC(韓国)に勝利【写真:ⓒAFC】

開始早々に失点も…FWシュヴィルツォクのハット&中谷弾で4-2勝利

 アジアのクラブ王者を決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は、いよいよ決勝トーナメントがスタート。名古屋グランパスは14日に大邱FC(韓国)と対戦し、今夏に獲得したポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクのハットトリックなどで4-2で勝利した。

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 今季から出場チーム数が40に増加し、東地区のグループステージは5組に分かれた。それぞれの首位と2位のうち上位3チームが突破する形式で、名古屋はF組を5勝1分の無敗で首位通過。大邱はI組で川崎フロンターレに次ぐ2位で通過した。例年はホーム&アウェーで行われるが、昨季に続き新型コロナウイルスの影響で1試合勝負になっている。

 名古屋のホーム開催となった試合だったが前半4分、大邱はFWセシーニャが30メートル近くあろうかという距離から思い切りのよい低空ミドル。意表を突かれた名古屋GKミチェル・ランゲラックは反応できず、名古屋はまさかの失点になった。

 それでも名古屋は同12分、夏のウインドーで獲得して存在感を示してるFWヤクブ・シュヴィルツォクが、MF相馬勇紀、MF前田直輝と渡ってきたパスを受けると右足でコントロールショットを決めて1-1の同点に追いついた。

 しかし、同28分には大邱が右サイド浅いところから上げたアーリークロスが名古屋DFキム・ミンテとDF中谷進之介の間に落ちる絶妙なボールになり、それをFWエジガルにヘディングで叩かれて失点。ラフなロングボールとカウンターは主な攻撃手段だった大邱に1-2のリードを許す展開でハーフタイムを迎えた。

 名古屋はハーフタイム明けからDF木本恭生とDF森下龍矢のダブル投入でバランスを修正した。そして後半18分、森下が左サイドから右足で入れた柔らかいクロスを走り込んだシュヴィルツォクが頭で押し込んで同点。さらに2分後、DF吉田豊からのロングボールから相手と競り合ってボールをものにしたシュヴィルツォクが右足シュートを決め、ハットトリック達成。これで3-2と逆転した。

 リードを奪った名古屋は持ち前の堅い守備をベースにした戦術に移行し、前がかりになる大邱を受け止めつつ試合を進めた。そして同34分にはMFマテウスのコーナーキックを中谷がニアで叩き、試合を決定づける4点目を奪った。

 このまま名古屋は4-2で逃げ切り、韓国の全州での集中開催により各1試合のフォーマットと発表されている準々決勝と準決勝が行われる次ラウンドへの切符を手にした。

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