EURO後のイタリア代表監督にヴェントゥーラ氏就任 大舞台未経験も指導力に期待
イタリア連盟が発表 18日に正式契約
欧州選手権(EURO)後に退任し、来季はチェルシーの新監督に決まっているイタリア代表のアントニオ・コンテ監督の後任が、今季までトリノを率いたジャンピエロ・ヴェントゥーラ氏に決定した。イタリアサッカー連盟が正式に発表している。
イタリアサッカー連盟のカルロ・タヴェッキオ会長は、ヴェントゥーラ氏の選択は「彼はカルチョのマエストロであり、最初からのアイデアだった。多くの代表選手も育て上げた。若い世代のチームでの経験もあり、多くの指導者を育ててもきた」と、その理由を公式サイト上で発表している。
ヴェントゥーラ氏は攻撃的なサッカーを好む監督として知られる。2011年からトリノを率い、セリエA昇格から安定した成績を残せるチームに育て上げた。怪我により短い選手生命を余儀なくされ、20代のうちから指導者の道をスタートし、40年のキャリアを持つ。現地メディアで指摘される不安要素は、ビッグクラブでの指揮経験がなくUEFAチャンピオンズリーグなど国際的な舞台を踏んでいないこととされている。
18日に正式契約を結ぶとアナウンスされ、18年ロシア・ワールドカップまでの2年契約とされる。EUROでの成績はまだ分からないが、その後の新生アズーリはどのような戦いを見せるだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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