W杯南米予選ボリビア戦でハットトリックを決め、“ペレ超え”を果たす

　アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（パリ・サンジェルマン）は、現地時間9日に行われたカタール・ワールドカップ（W杯）南米予選ボリビア戦でハットトリックを達成し、3-0の勝利に貢献した。股抜きからの華麗な先制ゴラッソに対し、海外メディアは「彼の歴代トップ5弾へ直行」と評価している。

　ホームで行われたボリビア戦にスタメン出場した天才アタッカーが、いきなり魅せた。前半14分、敵陣ペナルティーエリア手前でパスを受けたメッシは、ボールを奪いに来た相手DFルイス・ハキム（メリピージャ）の股を抜く華麗技を披露すると、ペナルティーアーク付近から左足を一閃。シュートはゴール左へと突き刺さり先制ゴールをもたらした。

　後半にも2得点を挙げたメッシは代表通算79ゴールに伸ばし、元ブラジル代表の”神様”ペレが持つ南米出身選手の最多ゴール（77得点）記録を更新したが、海外メディアではやはり1点目のゴラッソが取り上げられている。

　スペイン紙「マルカ」は「メッシのハットトリック：最初のゴールは彼の歴代トップ5弾へ直行」と見出しを打ち、「ロサリオ（出身）のクラックは、ボリビア戦で素晴らしいハットトリックをマークし、最高の夜の一つを過ごした。対戦相手に股抜きを決めての最初の得点は、彼のゴールコレクションの中でもベストの一つだ」と称えている。

　メッシのキャリアに、また新たな武勇伝が加わったゲームとして記憶されていくだろう。