バレンシアと契約解除になった翌日にマジョルカ移籍決定、日韓20歳コンビに注目

　スペイン1部マジョルカは現地時間30日、韓国代表MFイ・ガンインをフリートランスファーで獲得したことを発表した。契約期間は2025年まで。今季は日本代表MF久保建英と共演することが決まり、韓国メディアも「韓日最高の有望株が一つになった」と報じている。

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　バレンシアの下部組織出身で久保と同じ2001年生まれのイ・ガンインは、これまでリーガ・エスパニョーラ通算44試合に出場し2ゴール。バレンシアとの契約が残り1年となった今夏、チームがスペイン2部バジャドリードからブラジル人FWマルコス・アンドレを獲得してEU圏外枠の選手が4人となり、選手登録から外れることが濃厚な情勢になっていた。

　そうしたなかでバレンシアは29日、イ・ガンインとの契約解除を発表。スペインメディアがマジョルカ行きを報じるなかで翌30日、フリートランスファーでの獲得が正式発表された。

　この一報を受けて韓国メディアも反応。韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」は、「イ・ガンインのマジョルカ入団が確定、“日本のメッシ”久保と仲間になる」と報じれば、韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」も「“韓日最高の有望株が一つになった”…イ・ガンイン－久保、マジョルカでの呼吸はどうか」と伝えている。

　同じ2001年生まれで左利きと、これまで何かにつけて比較されてきた2人だけに、チームメートになったことで今後さらに注目を集めそうだ。昇格組のマジョルカにとっても、攻撃陣に若き有望株を1人加えて選手層が厚みを増した。今季開幕から好調のチームは、現在2勝1分でリーガ6位。久保やMFダニ・ロドリゲス、FWフェル・ニーニョら攻撃陣のなかでどんなパフォーマンスを見せるのか、イ・ガンインのプレーにも注目が集まる。