“TVゲーム級”の完璧な崩し! リヨンMF、“3連続ワンツー弾”を海外称賛「とてつもない」
ルーカス・パケタがクレルモン戦で絶妙な連係から今季初ゴール
フランス1部リヨンは現地時間22日、リーグ・アン第3節でクレルモンと対戦し3-3で引き分けた。一時は2点をリードしながらも終盤の2失点で勝利を逃す痛恨のドローとなったが、“10番”を背負うブラジル代表MFルーカス・パケタは絶妙な連係から今季初ゴールをマーク。味方との“3連続ワンツー”から決めた一撃を、海外メディアも称賛している。
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ルーカス・パケタは今夏、ブラジル代表の主力としてコパ・アメリカ(南米選手権)の準優勝に貢献。その後、在籍2年目を迎えたリヨンで新シーズンをスタートさせた。昨季までエースに君臨していたオランダ代表FWメンフィス・デパイがバルセロナに移籍。チームは開幕節のブレスト戦(1-1)、第2節のアンジェ戦(0-3)と2戦未勝利でクレルモン戦を迎えた。
今季初勝利が欲しいリヨンは序盤から積極的なプレーを見せ、開始5分にPKで先制すると、その後1点を失うもすぐに2点目のゴールを奪い、試合を優位に進めた。そして2-1で迎えた前半アディショナルタイム1分に、ゴラッソが生まれる。
敵陣右サイドでボールを受けたパケタは、相手を食いつかせながら中にいた同胞MFブルーノ・ギマランイスにパス。パケタはこのリターンパスを受けると、再びワンタッチでギマランイスにパスを送り斜め前方に走り込んでいく。ギマランイスが巧みなバックヒールパスを送り、パケタはワンタッチで中央にいたFWフセム・アワールへ。三たびダイレクトでのワンツーとなって相手を翻弄すると、最後は左足で丁寧にゴール左隅へ流し込んだ。
この“3連続ワンツー”から決まったゴラッソに海外メディアも注目。フランスメディア「maxifoot」が「パケタのとてつもないゴール」と伝えれば、米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターは、「プレイステーションからのゴール」とゲームのような美しい崩しからの一撃だったと称賛。「今年のベストゴールの一つになる?」と問いかけている。
前半を3-1で折り返しながら、後半残り10分で2点を失い痛恨のドローとなったリヨン。美しい連係から“10番”のパケタが、今季初ゴールを決めたことは次戦以降につながるはずだ。