マジョルカ久保、今季初先発で勝利貢献 フェル・ニーニョの決勝弾でアラベスに1-0勝利

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

後半に相手に退場者、数的優位のマジョルカがワンチャンスを生かして決勝点

 マジョルカは現地時間21日、敵地でのリーガ・エスパニョーラ第2節でアラベスと対戦し、FWフェル・ニーニョのゴールで1-0と勝利した。2年ぶりのマジョルカ復帰となった日本代表MF久保建英は今季初のスタメン出場。トップ下でプレーし、勝利に貢献した。

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 久保はスペイン挑戦1年目となった2019-20シーズンに、保有元のレアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍し、35試合に出場して4得点4アシストを記録。昨季はビジャレアル、ヘタフェと渡り歩いたなか、東京五輪での活躍を経て1シーズンで1部に復帰したマジョルカに再び期限付き移籍となった。

 8月6日までU-24日本代表の一員として東京五輪を戦ったこともあり、14日に行われたシーズン初戦のベティス戦(1-1)はベンチスタート。後半16分からMFサルバ・セビージャに代わって投入されたが、得点に絡むことなく復帰戦を終えていた。

 そして迎えた今節、久保は敵地アラベス戦で今季初スタメンに名を連ね、トップ下でスタート。序盤から攻守に精力的に動いていく。前半8分にはカウンターから久保がドリブルで敵陣に運んで、右サイドを上がったFWジョルディ・ムブラへパス。折り返しからMFイニゴ・ルイス・デ・ガラレタが右足でシュートを狙ったが、ゴール右に外れた。

 その後も鋭い動きを見せていた久保は、同38分には相手DFフロリアン・ルジューヌのトラップが大きくなったところを見逃さず、高い位置からのプレッシングでボールを奪取。ルジューヌのファウルを受けてイエローカードを誘発した。また前半アディショナルタイムには、敵陣右サイドで得たFKのチャンスで久保がキッカーを務め、鋭いクロスを供給。ムブラのヘディングシュートは枠を捉えきれなかった。

 後半も攻撃のアクセントとなっていた久保。チームも後半13分には、MFイドリス・ババのクロスからFWアブドン・プラツがドンピシャのヘディングシュートを放つが、シュートはクロスバーと右ポストに嫌われてゴールならず。同21分にはアラベスMFルベン・ドゥアルテがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり、マジョルカは数的優位を得た。

 久保の元にはその後もボールが集まり、力強いドリブルで縦に運ぶなど持ち味は見せたものの、得点には絡めず。チームも1点が遠かったが、同35分にMFサルバ・セビージャからのロングボールに抜け出したフェル・ニーニョが、相手GKを巧みにかわして値千金の決勝ゴール。久保は後半43分にベンチへ下がった。

 マジョルカは今季初勝利で、開幕2試合を1勝1分の勝ち点4とし、好スタートを切った。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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