EURO落選にも「失望はしていない」 稀代の“マエストロ”が願うイタリア代表の躍進

登録メンバー23人から外れたピルロ ユーベで共闘した指揮官の決断を尊重

 イタリアが生んだマエストロは、欧州選手権(EURO)への道が絶たれたことに対して「失望はしていない」と語っている。イタリア紙「トゥットスポルト」が報じている。

 元イタリア代表MFアンドレア・ピルロは昨季までユベントスのリーグ4連覇を支え、今季からアメリカMLSのニューヨーク・シティFCに移籍した。イタリア代表のアントニオ・コンテ監督はユベントスで一昨季まで3度ともにリーグ制覇を成し遂げた関係だが、最終的にピルロはEUROへの出場メンバーに選出されなかった。

「コンテ監督とはシーズン中にも何度も話し合ったんだ。まったく失望はしていない。自分がやるべきこと、彼がやるべきことは、すでに分かっていたんだ。監督は彼であり、彼が決断を下す。彼にとってベストである決断を下すのは、正しいことなんだ」

 ヨーロッパとはシーズンの切れ目が違うアメリカでの戦いにおいて、昨年11月末から3月までのオフの期間があったことはコンテ監督にとって強い懸念材料になっていた。ピルロに対するコメントを求められるたびに、コンテ監督は何度も「1月から3月まで、短期の期限付き移籍でイタリアでプレーしてほしい」とコメントしてきた。かつて、LAギャラクシーに所属していた元イングランド代表デイビッド・ベッカム氏がそのような形でACミランでプレーした前例がある。

 

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