12日に新天地で初練習、バルサ時代の“宿敵”レアル主将と運命的なPSGでの出会い

　アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間10日、フランスの強豪パリ・サンジェルマン（PSG）と2年契約を結んだ。12日に新天地での初練習に臨んだが、その様子を収めた映像をクラブ公式SNSが公開。フランス代表FWキリアン・ムバッペらとの挨拶も話題を呼んだなか、海外メディアはバルセロナの宿敵レアル・マドリードから今夏移籍したスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとの2ショットに注目しており、「最も期待されていた抱擁」「最大のライバル→最高の友」などと伝えている。

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　メッシのバルセロナ退団は全世界に衝撃を与えた。8日に本拠地カンプ・ノウで涙の退団会見を実施すると、その2日後にはパリへ飛び、PSGと1年延長オプション付きの2年契約を結んだ。翌11日には新加入会見に出席し、「夢はもう一度（UEFA）チャンピオンズリーグで勝つことだ。ここにはそれができるだけのチームがある」と抱負を語っていた。

　そして12日、“史上最高”の名手が新天地での初練習に臨んだ。PSG公式YouTubeチャンネルでは、クラブハウスに到着したメッシの様子を映した動画を公開。同胞のマウリシオ・ポチェッティーノ監督に挨拶をすると、その後はトレーニングルームやロッカールームに顔を出し、ムバッペやブラジル代表DFマルキーニョス、新加入のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマらと次々とハグし、言葉をかわしていった。

　そうしたなかで特に海外メディアが注目したのが、長年にわたって“宿敵”の間柄だったラモスとの邂逅だ。バルサとレアルのキャプテンとして、長年にわたり“エル・クラシコ”でも激闘を繰り広げてきた2人。ピッチ上では時にラモスのタックルに対してメッシが怒りを露わにするシーンを見せるなど、ともに両チームの顔として熱い戦いを繰り広げてきた。

　そんな2人が、PSGのトレーニングルームで“チームメート”として再会。満面の笑顔でハグすると、トレーニング用のバイクを漕ぐメッシの隣にラモスが立ち談笑。メッシの肩にラモスが手を置き、爆笑するシーンも収録されていた。