11日の入団会見で意気込み「新しいスタートを切るのが待ちきれない」

　パリ・サンジェルマン（PSG）に加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、11日に入団会見を行った。34歳で臨む新たな挑戦では、「もう一度チャンピオンズリーグ（CL）優勝」を目標に掲げた。

　メッシは今夏に13歳から過ごしたバルセロナを電撃退団。新天地にフランスの首都パリを選択した。加入発表から一夜明けて現地入りしたメッシは入団会見に臨み、PSGでの始動を心待ちにしていると語った。

「バルセロナ退団は非常に辛かった。とても長い時間を過ごした。その長い時間からの変化は難しい。だけど（PSG加入の）喜びは大きいよ。トレーニングに戻るのが楽しみだ。チームメートに会って、新しいスタートを切るのが待ちきれないよ」

　コパ・アメリカ（南米選手権）終了後にオフに入り、まだ新シーズンに向けた準備が進んでいないというメッシ。「昨日コーチングスタッフと話した。プレシーズンが必要になるだろう」と、新天地デビューは未定だと明かした。それでも、目標はバルセロナ時代から変わらず、再び欧州チャンピオンに立つことだと宣言した。

「僕の目標、夢はもう一度チャンピオンズリーグで勝つことだ。ここにはそれができるだけのチームがある」

　メッシはバルセロナで通算4度のCL優勝を経験。自身のタイトルコレクションに5つ目のビッグイヤーを加えるとともに、PSGにとっては悲願の初優勝をもたらすと誓った。

　PSGではバルセロナでデビュー時に着用していた背番号30を着けることが決まった。心機一転で迎える“34歳での初挑戦”。メッシはフランスの地で、どのようなプレーを見せてくれるのだろうか。