ミラン本田の来季に暗雲? エンポリから指揮官&司令塔の”セット移籍”の可能性が浮上

”セット移籍”が成立なら本田は苦境に…

 指揮官と司令塔がセットで加入するとなった場合、日本代表FW本田圭佑は非常に厳しい立場に追い込まれることが予想される。すでに今季の時点でトップ下の司令塔としての評価はイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラに劣るものだったが、4-3-3システムや4-4-2システムといった攻撃的MFタイプの選手が2人以上出場できるシステムの恩恵を受けて出場機会を確保していた。しかし、ここにサポナーラが加入するとなれば、今季途中でイタリアメディアに命名された「パンキナーロ(ベンチ要員)」の立場への逆戻りが濃厚になる。

 すでに終了した今季のリーグ戦では1得点3アシストと落第点としか言えない結果に終わったこともあり、ミランはレアル・マドリードのMFマテオ・コバチッチなど攻撃的MFの補強に動いているとされている。そこに、固い絆で結ばれた指揮官と司令塔のコンビがミラノに乗り込んでくるとなれば、状況は絶望的なものになる。

 17年6月で切れるミランとの契約を延長するかどうかの瀬戸際に立たされている本田だが、この“セット移籍”が成立するようなことになれば、ミランでの未来はイバラの道になりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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