アトレチコの誇りを胸に「戻ってくるぞ!」 悲劇の敗戦に涙のトーレスが来季CL制覇を誓う

CL決勝で敗戦後に号泣した”神の子”が、自身のツイッターにメッセージを投稿

 アトレチコ・マドリードの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリード戦で延長戦の末に敗れると、悔しさのあまり号泣。「エル・ニーニョ(神の子)」の涙はフットボールファンの心を揺さぶったが、敗北直後には沈黙を守っていたエースは「決勝に戻るぞ!」と、アトレチコのサポーターに来季のリベンジを呼びかけている。

 トーレスはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとともに、2トップを形成した。「人生を賭けた決戦なんだ」と意気込んでいた大舞台で、”神の子”は大仕事をやってのけた。

 1トップにシフトした後半1分、グリーズマンのパスに絶妙な抜け出しを披露。ペナルティーエリア内でDFペペに倒されると、主審はPKの判定を下した。これで試合は振り出しになるはずだったが、グリーズマンのPKは無情にもバーを叩いてしまう。その後、MFカラスコが同点ゴールを奪い、1-1のまま延長戦に突入したゲームは、PK戦にまでもつれ込む死闘の末にアトレチコは敗れ去った。

 トーレスは試合後、サン・シーロのピッチに座り込んだ。端正な表情に涙が止めどなく流れ落ちる。MFサウール、MFコケという後輩の心の傷を癒すために抱擁したが、チームリーダーの傷心の深さは誰の目にも明らかだった。

 

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