「過ちから学んでいない」 日本に4失点のフランス、母国紙が酷評「期待外れ」
25年ぶりの五輪出場も失意のグループリーグ敗退
東京五輪サッカー男子のグループリーグ第3戦が28日に行われ、グループAでは日本がフランスを4-0で下し、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。一方、3位でグループリーグ敗退となったフランスについて、母国メディアは「期待外れのパフォーマンスを続けた」「過ちから学んでいない」と断罪している。
日本、メキシコに次ぐグループ3位で最終戦を迎えたフランスだが、日本に2点差以上の勝利を収めれば、グループ突破となる状況だった。
しかし、試合は一方的な展開となる。前半27分にMF久保建英が3試合連続ゴールを決めると、同34分にはDF酒井宏樹が追加点をゲット。後半にはいずれも途中出場のMF三好康児とFW前田大然にも得点が生まれてその差が大きく広がった。退場者を出したフランスは得点を奪えないまま、試合は0-4で終了のホイッスルを迎えた。
フランスは南アフリカにこそ勝利を収めたものの、日本とメキシコに敗れてグループ3位でフィニッシュ。3試合で11失点と守備陣が崩壊し、無念の敗退となった。
フランス紙「ル・フィガロ」は、「“レ・ブルー”は期待外れのパフォーマンスを続けた」と日本戦を含めて総括している。
「使命は明確だったが、簡単ではなかった。勝つこと、そして2点差をつけることだ。レ・ブルーは挑戦を受け入れたが、成功する手段を持ち合わせていなかった。日本の最初の2ゴールは、フランスが過ちから学んでいないかのように同じ形だった。3試合で11失点。何かを期待するにはあまりに多すぎる。25年ぶりの五輪出場は残念な結果に終わった」
フランスはベスト8に入った1996年アトランタ大会以来の五輪出場だったが、グループリーグ敗退と失意の結果となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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