U-24日本代表、フランス戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 強豪相手に冴えた2人は?

フランス戦で評価を得た選手に注目【写真:AP & Getty Images】
フランス戦で評価を得た選手に注目【写真:AP & Getty Images】

U-24フランス代表に4-0勝利、出場メンバー16選手を5段階査定

 森保一監督の率いるU-24日本代表は28日、東京五輪のグループリーグ最終戦を迎え、横浜国際総合競技場でU-24フランス代表と対戦した。ここまで2連勝の日本は、前半27分にMF久保建英(レアル・マドリード)の3試合連続ゴールで先制すると、その7分後にもDF酒井宏樹(浦和レッズ)が追加点を決め、前半を2点リードで折り返した。

 後半にもMF三好康児(アントワープ)が左足でゴールを決めてリードを広げた日本に対し、フランスは後半28分にFWランダル・コロミュアニが危険なファウルで一発退場となる。数的優位を生かした日本は、アディショナルタイムにもカウンターからFW前田大然(横浜F・マリノス)がダメ押しのゴールを決めて、4-0と完勝した。この試合で、各選手はどのようなパフォーマンスを見せたのか。出場16選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。

<GK>
■谷 晃生(湘南ベルマーレ)=★★★★☆
 枠に飛んできた最初のミドルシュートをしっかりと処理。その後も的確なポジショニングで枠に飛んだシュートを阻み、FKにも対応。無失点に大きく貢献した。

(出場なし)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)

<DF>
■酒井宏樹(浦和レッズ)=★★★★★(→後半10分OUT)
 長く海外で戦ってきた経験を活かして、フィジカルの高い相手に隙のない対応。中央でのFWアンドレピエール・ジニャクへの対応も冴えた。前半34分には戻りが遅れた相手の背後を突いて、上田のシュートのこぼれ球を押し込んでゴールも記録した。

■橋岡大樹(シント=トロイデン)=★★★☆☆(←後半10分IN)
 累積警告により次戦が出場停止となった酒井に代わって登場すると、出場直後に右サイドで縦に仕掛けて精度の高いクロスを旗手に送る。その後も安定感のあるプレーを見せ、試運転を無事に終えた。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★★★☆
 フランスのエースであるジニャクをしっかりと封じ込め、高い守備能力をあらためて証明。冨安とのコンビネーションも良く、決勝ラウンドへの期待値が増すパフォーマンス。

■冨安健洋(ボローニャ)=★★★★☆
 ベンチ入りもできなかった2試合を経て、いきなり先発で起用される。上田のバックパスで危ない場面になりかけたが、冷静な守備を見せて何事もなかったように対処。

■中山雄太(ズウォレ)=★★★★☆
 左サイドで相手を封殺。一列前に入った旗手とも良いコンビネーションを見せて、攻撃に絡む場面も。試合終盤はボランチでプレーし、ユーティリティー性を示した。

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