チェルシーを牽制? インテル、“150億超オファー”でFWルカク放出検討と伊報道
昨季24ゴールのルカク放出に消極的も、巨額移籍金オファー提示で検討の余地?
2021-22シーズンに向けて欧州王者のチェルシーは新たなストライカーの獲得を目指している。ドルトムントでシーズン41試合41得点を挙げたノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの獲得を第一希望としているが、第2希望とされるインテルのベルギー代表FWロメル・ルカク獲得に動く際にも、天文学的数字の移籍金がかかるようだ。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。
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昨シーズン11年ぶりにセリエA制覇を成し遂げたインテルは、21-22シーズンに連覇を目指すこととなる。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、経営面で打撃を受けたクラブは、主力を売って予算を確保しなければならない。
そんななか、インテルのベルギー代表FWルカクに対し、チェルシーから熱視線を送られているとされるが、すでにモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを6000万ユーロ(約78億円)でパリ・サンジェルマンに放出したイタリア王者は、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに次ぐリーグ2位の24ゴール、11アシストを記録し、シーズンMVPにも輝いたストライカーを安売りするつもりはないようだ。
2019年にルカクを獲得する際、クラブ記録となる6800万ポンド(約103億円)をマンチェスター・ユナイテッドへ支払ったインテルは、2シーズン続けて公式戦30得点以上を記録したルカクの週給を12万5000ポンド(約1900万円)から14万ポンド(約2100万円)に引き上げたようだ。「トゥット・スポルト」紙によると、それでもインテルは「1億ポンド(約152億円)のオファーが届けば、ルカク放出を検討し始める」という。
イングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイと同FWタミー・アブラハムを含めたオファーを出して、ハーランド獲得を目指したチェルシーだが、ドルトムントには1億5000万ポンド(約223億円)を要求されたと報じられている。英紙「ザ・サン」によればチェルシーは1億3500万ポンド(約205億円)のオファーを出すとされるが、新たな9番探しには巨額の移籍金がかかる見込みだ。
今冬にはFIFAクラブワールドカップを戦うために来日を予定するチェルシーだが、果たしてシーズンが開幕する時に、新たなストライカーを陣容に加えることができているのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)