“アジア頂上決戦”へ、浦和の新DFリーダーが挙げるキーワードは「強気なライン設定」

遠藤が挙げる勝利へのもう一つのキーは

 そして、3バックの中央に入る選手としてはラインコントロールも重要な役割になる。どれだけ長身選手に対して厳しく競り合っても、ゴール前にこぼれ球が多く発生すれば事故的な失点が生まれる可能性は十分にある。だからこそ、強気のライン設定がカギになると話した。

「ボールホルダーにプレッシャーに行けていないとラインも下がってしまう。クロスになった時、サイドでボールを持たれてクロスを跳ね返したらペナルティーエリアの外に出ること。そこでズルズル下がってしまうのは良くないと思う。第1戦はその部分がうまくできていた。横からのボールに対してラインを保てればGKも出やすくなるし、事故も起きにくくなると思うので、ラインを高く保つことも大事にしていきたい」

 敵地での猛攻を耐え抜いてこそ、真の実力と言える。U-23日本代表の盟友がトゥーロン国際大会で経験を積む中、浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が「事実上のアジアの頂上決戦」だと語るKリーグ首位FCソウル戦を勝ち抜くことで、肉体的にも精神的にも一回り大きくなるはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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