「芸術的な軌道」 C大阪の技巧派レフティー、“完璧トラップ→絶妙カーブ弾”に賛辞

C大阪MF坂元達裕【写真:AFC】
C大阪MF坂元達裕【写真:AFC】

MF坂元達裕がACL第4節ポートFC戦で2戦連発、同日のベストゴールに選出

 Jリーグのセレッソ大阪は3日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第4節のポートFC(タイ)戦に臨み、3-0で勝利した。先発出場した日本代表MF坂元達裕は、後半開始早々にチーム3点目をマーク。左足での美しい一撃は、ACL公式による同日のベストゴールに選出され、クラブ公式サイトでは「芸術的な軌道」と紹介されている。

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 3年ぶり4度目のACL参戦となったC大阪は、グループJで広州FC(中国)、ポートFC、傑志(香港)と同居。新型コロナウイルスの影響によってタイ・ブリーラムでのセントラル開催となり、C大阪は初戦で広州FCに2-0、第2戦で傑志に2-1と勝利して2連勝。第3節でポートFCと1-1で引き分け、今節は同じ相手とのリターンマッチになった。

 前節はメンバーを落としていたC大阪だが、今節は元日本代表MF清武弘嗣やMF原川力、坂元、DF丸橋祐介、DFチアゴらをスタメン起用。序盤から主導権を握ると、前半12分にセットプレーから丸橋が豪快に左足で蹴り込み先制した。さらに同45分にFW大久保嘉人が決め、2-0とリードを広げてハーフタイムを迎えた。

 そして後半2分、試合を決定づける一撃が生まれる。敵陣ペナルティーエリア手前で清武からパスを受けた坂元は、2タッチ後に左足アウトサイドで前方にいたDF松田陸に縦パス。松田がこれをワンタッチで落とすと、受けた坂元はワントラップ後にシュートモーションに入る。前方に相手DFが立つなか、左足インフロントでのコントロールショットは、美しい弧を描いてゴール左隅に吸い込まれた。

 この華麗な一撃は、ACL公式ツイッターが選ぶ同日のベストゴールに選出。またC大阪公式ツイッターは、この得点シーンを「#松田陸 選手からパスを受けた #坂元達裕 選手が、完璧なトラップで左足のコントロールシュート! 芸術的な軌道をえがき、ボールはゴールに沈んでいきました」と描写している。

 ACLでは2試合連続ゴールとなった坂元。日本代表の6月シリーズで待望のデビューを果たした24歳のレフティーは、アジアの戦いでもさらに存在感を高めていきそうだ。

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