ビラ配りもいとわぬ浦和の苦労人が見せたACL8強を引き寄せる一撃 「正直恥ずかしい」

狙い通りではない一撃

 チームのために黒子役になることをいとわわない男に、ご褒美が訪れたようなゴールだった…18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16初戦のFCソウル戦で、浦和レッズは1-0の勝利を収めた。決勝ゴールとなった前半14分の一撃を決めたのは、MF宇賀神友弥だった。

 狙い通りではなかったが、美しい放物線だった。前半14分、右サイドでボールを持ったDF森脇良太が約50mのロングサイドチェンジを蹴り込むと、全力で宇賀神が走り込んでいった。中央にはMF武藤雄樹も走り込み、宇賀神は左足でボールをヒット。そのボールは、見事なアーチを描いて逆サイドのゴールネットに沈んだ。スタジアムには、あまりのスーパーゴールに大歓声よりも大きなどよめきが先に起こった。

「正直、恥ずかしいですよ」

 この試合の最優秀選手に選ばれた宇賀神は、試合後の第一声で苦笑いしながらそう語った。それもそのはずで、ゴールシーンでの狙いはシュートではなくMF武藤に合わせた折り返しを蹴り込むことだったからだ。

 ただし、それもこれも、あの場所に宇賀神がいたからこそ起こったことだ。「あのタイミングで走る反復練習が生きましたね。ゴールはオマケですけど、チームの勝利に貢献できたことはうれしいですよ」と、表情を崩した。

 

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