「上手くハマった」 伊東純也、CKの“サインプレー成功”に手応え「狙っていました」

決勝ゴールを決めたMF伊東純也【写真:Yukihito Taguchi】
決勝ゴールを決めたMF伊東純也【写真:Yukihito Taguchi】

日本代表通算1300点目については「あんまり点を取るタイプじゃないのですが…」

 大柄な選手の多い相手に対して、狙い通りのゴールだった。11日に行われたキリンチャレンジカップのセルビア戦、コーナーキックから日本代表MF伊東純也が唯一のゴールを決めた。

 前半、まるでノッキングを起こしているように、セルビア相手に攻め込めなかった日本代表。それでも後半3分、コーナーキックを得ると、MF鎌田大地が蹴ったボールをニアサイドでDF谷口彰悟がヘディングですらし、ファーサイドに送る。そこにフリーで飛び込んだ伊東が、右足でゴールに押し込んだ。

 3日のU-24日本代表戦(3-0)で決めたゴールに酷似した1点だったが、伊東は「練習から相手がデカいので、ニアでフリックして、ファーで俺と(植田)直通が詰めるというのを狙っていました。それが上手くハマったかなと思います」と、この場面を振り返った。

 これまで日本代表では、エリア外でセカンドボールを拾う場面が多く、ファーサイドに飛び込む伊東の動きは新鮮にも見えたが、自身は「所属クラブでは、いつもファーのこぼれたところをやっているので、違和感はなかったです」と特別でないことを強調した。

 このゴールが日本代表の国際Aマッチ通算1300得点目だったことを知らされた伊東は、「今、初めて知りましたけど……」と戸惑いつつも、「あんまり点を決めるタイプじゃないのですが、しっかり決められて良かったなと思います」と白い歯をこぼした。

 セルビアとの試合は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で格下相手の試合が続いた日本代表にとって、最終予選に向けた切り替えとの一戦とも言えるものだった。その一戦で、唯一のゴールを挙げた伊東は「今日も最終予選のための試合だったと思いますし、一戦一戦、相手がどこであれ勝つことを意識して1試合1試合やらないといけないと思います。一人ひとりが成長して、勝つことを意識してやることが大事かなと思います」と、改めて勝利への意欲を燃やした。

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