日本代表、セルビア戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 課題の残る”最低評価”は?

退陣プレーの強さを発揮しチームに貢献したMF守田英正【写真:Yukihito Taguchi】
退陣プレーの強さを発揮しチームに貢献したMF守田英正【写真:Yukihito Taguchi】

唯一のゴールを決めた伊東は谷口とともに“最高評価”

<MF>
■橋本拳人(ロストフ)=★☆☆☆☆(→ハーフタイムOUT)

 パスを受けて素早く前を向こうとする意識は感じられたが、2列目の選手が飛び出した際にパスを出せなかったり、単純なパスミスがあったりと、ボールを持てる状態になった時のプレーに課題を残す。守備でも切り替えが遅れる場面が見られた。

■守田英正(サンタ・クララ)=★★★★☆

 対人の強さをいかんなく発揮し、ボールを刈り取り続けた。高い位置に行った際の守備も申し分なし。後半19分にはオフサイドで取り消しとなったオナイウのゴールシーンで、鎌田との良い連係からマークを外し、伊東へスルーパスを通してチャンスを作った。

■鎌田大地(フランクフルト)=★★★★☆

 周囲が広く見えており、少ないタッチ数でボールの流れを潤滑にした。後半に一度だけ背後からボールを突かれてピンチになりかねない場面があったが、マークの厳しいトップ下でプレーしながら、ボールロストが圧倒的に少なく、フィニッシュ、ラストパス、ビルドアップと必要に応じたプレーを見せた。

■伊東純也(ヘンク)=★★★★★(→後半31分OUT)

 セルビアにスペースを消された前半は、なかなか持ち味のスピードを生かす場面がなかった。それでも中盤で相手が一人倒れ、数的優位を得たことでカウンターを仕掛けられた前半33分の場面では、室屋の攻撃参加を使ってフリーになり、カットインからシュートを放つ。後半3分には、CKからこの試合で唯一のゴールも記録して勝利に貢献した。

■南野拓実(サウサンプトン)=★★☆☆☆(→後半37分OUT)

 前半からプレッシングを献身的に行い、球際で戦い、守備面でハードワークはしていた。ボールを持った際には、ほとんど見せ場を作ることができず。この試合では得点に絡めなかった。

■川辺 駿(サンフレッチェ広島)=★★★★☆(←ハーフタイムIN)

 競り合いの際に手を使ったとして、ファウルを取られる点は苦労した。それでも左右、縦へのパス回しでリズムを作り出す。攻撃がノッキングした前半から、彼が入ったことでテンポ良いパス回しで攻め込めるようになった。

■原口元気(ウニオン・ベルリン)=★★★☆☆(←後半37分IN)

 ピッチに入るタイミングでベンチに下がった長友からキャプテンマークを託された。短時間の出場だっただけに、フルスロットルでプレスを掛け続け、チームを引き締めた。

(出場なし)
坂元達裕(セレッソ大阪)

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