「リベンジという気持ちもある」 遠藤航、OA枠での“2度目”の五輪出場に意欲

シュツットガルトの日本代表MF遠藤航【写真:高橋 学】
シュツットガルトの日本代表MF遠藤航【写真:高橋 学】

リオ五輪でグループリーグ敗退を喫した遠藤は、東京五輪でのリベンジを視野

 シュツットガルトのMF遠藤航は、5月28日に行われたワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(10-0)出場を経て、オーバーエイジ(OA)枠でU-24日本代表の活動に合流した。本大会出場となれば、グループリーグ敗退に終わった2016年のリオデジャネイロ五輪以来2回目となるが、6月1日のオンライン会見では「リベンジという気持ちも少なからずある」と語った。

 遠藤はシュツットガルト所属2年目の今季、自身初となるドイツ1部でリーグトップのデュエル勝利数(476回)を記録し、海外選手相手にも負けないフィジカルの強さを誇示した。リオ五輪に出場したU-23日本代表のキャプテンを務めた遠藤は、6月の代表活動に臨むU-24日本代表にOA枠で招集されたが、自国での五輪開催、そしてリオ五輪の“リベンジ”の観点から本大会出場への思いがあるという。

「人生の中でも、自国開催で五輪ができることはなかなかないと思う。個人的にもリオ五輪で悔しい思いをしているので、リベンジという気持ちも少なからずある。僕のキャリアは五輪後も続くのでその一部だけど、5年前の自分と今の自分がどれだけ成長しているかを示す大会でもある。メダルを取るためにどういう貢献ができるか、懸ける思いは強い」

 今回、遠藤のほかにOA枠ではDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ→未定)が選ばれ、A代表の常連組であるDF冨安健洋(ボローニャ)を含めて守備陣はA代表のレギュラークラスが多く名を連ねる。遠藤自身も、同様のイメージを持っているという。

「(森保一)監督もそれをイメージしているのかなと。まず、しっかりした守備からどう展開していくか。後ろに安定感をもたらすという考え方は、僕も同じ意識でやろうと思う。コミュニケーションの面で3人が若い選手と取れるか。プレー面やピッチ外でもそう。そこが一番だと思う。それ以外では自分の良さを出すだけ。こうやって試合ができることもオーバーエイジの僕ら、U-24にとっては大きいことだと思う」

 3日に行われるA代表とのチャリティーマッチは、遠藤らOA組を加えたU-24日本代表にとって貴重なトライの場となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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