レアル、コンテ氏に監督就任オファーの可能性 今季インテル指揮で11季ぶりリーグ制覇
ジダン監督の退任が正式決定したレアル、来季指揮官候補にコンテ氏と海外報道
イタリア・セリエAのインテル監督を退任したアントニオ・コンテ氏が、スペインの強豪レアル・マドリードの監督に就任する可能性が急浮上していることが分かった。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
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インテルは今季、就任2年目のコンテ監督の下でシーズン前半戦から好位置につけ、後半戦に入りACミランや10連覇を狙ったユベントスが失速していく中でも安定した戦いを披露。最終的には2位のミランに勝ち点12差をつけ、11シーズンぶりの優勝となった。
しかし、インテルはオーナーグループである中国家電大手の蘇寧グループが新型コロナウイルスの影響もあり、経営不振に。米オークツリー・キャピタルから3億3600万ドル(約370億円)の資金調達をする契約をしたとされるが、一方で3年以内に返済できなければインテルの経営権を失うという報道になっていた。
そのため、来季に向けての移籍市場では主力を売却してでも1億ユーロ(約130億円)の利益を目指すとも報じられていた。コンテ監督とは、そうした方針の部分で折り合わずに退団となったとされる。
一方で、時期を同じくしてレアルはジネディーヌ・ジダン監督が辞任によりチームを去った。レアルは「今こそ彼の決定を尊重し、感謝を示す時」として、ジダン監督へのリスペクトを示している。2016年にレアルの指揮官に就任したジダン監督は、UEFAチャンピオンズリーグで3連覇を果たす偉業を達成。一度は退任し、2018-19シーズンから再び指揮を執っていた。
そのレアル監督後任の第一候補は、元ユベントス監督のマッシミリアーノ・アッレグリ氏だったという。しかし、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、レアルが投じた1200万ユーロ(約15億6000万円)のオファーに断りを入れ、古巣ユベントスの監督に就任すると報じられている。
この状況で、レアルはコンテ氏に監督就任のオファーを投じる流れが急浮上しているという。過去にイタリアではユベントス、国外だとイングランド・プレミアリーグのチェルシーを率いた経験もあり、ビッグクラブでの指揮経験は豊富なコンテ氏だが、インテル退任から即座にレアルの監督就任ということになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)