今夏欧州注目のビッグディール インテル長友同僚GKとPSG間で進むトレード話

両クラブの思惑が一致

 インテルはハンダノビッチの移籍金として最低でも1500万ユーロ(約20億円)を求めているが、マンチーニ監督はその金銭的な価値と同じくらい信頼のおけるGKを獲得することをミッションとしている。バルセロナのGKテア・シュテーゲンや、現在負傷で長期離脱中のジェノアのイタリア代表GKマッティア・ペリンの名前も浮上しているという。

 ここに、両者の思惑が完全に一致。ハンダノビッチとシリグ双方の移籍金は誤差100万ユーロ(約1億3000万円)以内で収まる見通しだ。両チームとも現金を大きく動かすことなく補強ポイントに合致した選手を手に入れられるとして、トレード実現に向けて急速に動き出したと報じている。

 シリグに対しては、イタリアの絶対王者ユベントスがGKジャンルイジ・ブッフォンの後継者として獲得を狙うというリポートもあった。だが、2018年のワールドカップ・ロシア大会までのプレーを熱望するブッフォンの第2GKとして在籍することは、シリグにとっては厳しい選択になる。ハンダノビッチが去るインテルのゴールマウスに立つとなれば、渡りに船といった趣のオファーになる可能性は高い。

 イタリアとフランスの強豪同士の間で持ち上がったハイスペックなGK同士の交換トレード話は、どのような進展を見せていくのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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