南野の獲得を後悔? リバプール地元紙が指摘「間違ったバーゲン価格のスターを…」

サウサンプトンにレンタル中のMF南野拓実【写真:Getty Images】
サウサンプトンにレンタル中のMF南野拓実【写真:Getty Images】

サウサンプトンで低調な南野、地元紙はザルツブルクで同僚だったハーランドの獲得を逃したと報道

 昨シーズン、悲願のプレミアリーグ優勝を成し遂げたリバプールだが、今季は負傷者が多く出たこともあり、トップ4入りにも黄信号が灯っている。2020年1月にリバプールに加入した日本代表MF南野拓実は、今冬の移籍市場でサウサンプトンへ期限付き移籍。加入当初、大きな期待が示されていた南野だが、その評価は変わりつつあるかもしれない。英地元紙「リバプール・エコー」は、「リバプールは南野拓実の補強で228億円の機会損失を後悔」との記事を掲載している。

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 リバプールに加入した直後、南野の移籍は「格安」と言われていた。リバプールが南野に支払った移籍金は、725万ポンド(約11億円)と報じられている。アンフィールドで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の一戦で南野が1得点1アシストを記録し、当時のリバプール選手たちがユルゲン・クロップ監督に獲得を進言したという話はあまりに有名だ。

 大きな期待を受けてリバプール初の日本人選手となった南野について、クロップ監督も公には来季以降の期待を口にしている。サウサンプトンへ移籍後、より多くの出場機会を得ている南野だが、英国人記者のデイビッド・リンチ氏は、セインツへの移籍は成功していないと自身の考えを語った。

「南野は、サウサンプトンでも上手くいっていない。良い移籍のように報じられているけれどね。選手に気がかりな点がある。彼は世間を沸かせるような活躍ができていないし、リバプールではトップチームに割って入る自信が足りていなかった。南野は積極的な売却対象ではないだろう。だが、ある程度のオファーが来れば、クラブは売却を考えるはずだ」

 また、「リバプール・エコー」のポール・ゴースト記者も同調し、「CLでアンフィールドに来た時は突出していた。だが、今になれば『リバプールのスカウトは、彼を視察していた時、隣にいた巨大な選手を見ていたんじゃないか』と思わざるを得ない。リバプールの選手たちは、クロップ監督に『彼(南野)を見るべきだ』と言った。彼らは確信を持っていたのだろう。でも、(ハーランド獲得の)機会損失に思えてならない」と言い、南野ではなく現在ドルトムントで大活躍を見せているノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを獲得できていればと語った。

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