「普通じゃない」 シティ守護神の“70mフィード”に元英代表GK驚愕「何という瞬間だ」
欧州CL・PSG戦で披露したロングフィードにGKジョー・ハートが熱視線
マンチェスター・シティのブラジル代表GKエデルソンは現地時間4日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦で得点に結びつく70mロングフィードを味方につなぎ、攻撃面で違いを作り出した。元イングランド代表GKジョー・ハート(トッテナム)も「普通じゃない」とエデルソンが持つ別格の能力を絶賛している。英紙「デイリー・メール」が報じた。
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敵地での準決勝ファーストレグを2-1で勝利していたシティはこのセカンドレグも優位に試合を進めた。チームにさらなるリードをもたらす先制点を導いたのがGKのエデルソンだった。
前半10分、ブラジル代表GKは自陣のペナルティエリア内から前線の左サイドをめがけてロングパス。ワンステップで蹴ったボールはおよそ70m先でスペースへ走り込んだウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコへと繋がった。ジンチェンコの折り返しからベルギー代表MFケビン・デ・ブライネがシュートを放ち、そのこぼれ球をアルジェリア代表MFリヤド・マフレズがゴールへと流し込んだ。
シティは後半にもマフレズが追加点を奪って2-0で勝利。2戦合計スコア4-1と昨季のファイナリストを破り、クラブ史上初のCL決勝進出を決めている。
先制点に繋がったエデルソンの超ロングフィードは大きな反響を呼んでいる。英紙「デイリー・メール」は「エデルソンは最も技術的に優れたGK」「アーセナルの中盤で先発するのに十分な能力」などとエデルソンのスキルの高さを絶賛しているファンからのコメントがSNS上に溢れていることを紹介し、さらにマンチェスター・シティでも活躍した元イングランド代表GKハートが英衛星放送「BTスポーツ」でキックの精度の高さを称賛するコメントしたことも伝えている。
「あれをワンステップでやっているんだ! 彼にはその能力がある。ジンチェンコに正確なパスを通し、そこからマフレズのゴールが生まれた。何という瞬間だ。簡単にオンサイドになっているように見えるが、この最高レベルの舞台でこれをやってのけるなんて……」
同じGKとしてプレーしているハートはエデルソンの規格外のプレーに脱帽といった様子だ。決勝の舞台でもピッチを縦断するエデルソンの高精度キックが注目を集めそうだ。