久保建英は「厄介な存在」 敵将が名指しで警戒心を露わ「チームの質を高めた」
ヘタフェは今節にカディスと対戦 敵将セルベラ監督が久保を称賛「私は好きだよ」
日本代表MF久保建英が所属しているヘタフェは、現地時間10日に行われるリーガ・エスパニョーラ第30節でホームにカディスを迎え撃つ。対戦相手であるカディスのアルバロ・セルベラ監督は、前日会見で久保について「スピリットも競争意欲もあるから厄介な存在だ」と言及したという。スペイン大手紙「マルカ」が報じた。
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久保は2019年、FC東京からレアル・マドリードへ完全移籍。19-20シーズンは経験を積むためマジョルカへ期限付き移籍し、リーグ戦35試合4ゴール4アシストと、降格の憂き目に遭ったチームの中で印象的なパフォーマンスを披露した。さらなる活躍を期待された今季は、昨季リーグ5位のビジャレアルへ期限付き移籍。公式戦19試合に出場するもインパクトを残すことができず、徐々に出場機会が減った影響から、冬の移籍マーケットでレンタルを打ち切り、ヘタフェへ再び期限付き移籍をしている。しかし、現在ヘタフェでも12試合で0ゴール(1アシスト)と苦しんでいる状況だ。
スペインメディアでは、久保のカディス戦への先発出場の可能性が取り沙汰されているが、対戦相手であるセルベラ監督の久保に対するコメントに現地紙「マルカ」が注目している。
「ホームの試合で引き分け狙いではないだろう」と切り出したスペイン人指揮官は、「すべてのプレーで限界までやるチームだと思う。フォワードは走ることをやめず、クボとアレニャがチームの質を高めた。彼らはスピリットも競争意欲もあるから厄介な存在だ。それをどのように実行するのか。私は好きだよ」と、名指しで久保の質の高さを称えた
3月下旬に行われたU-24アルゼンチン代表戦(3-0)では2アシストと結果を残してクラブに帰ってきた好調の久保は、しっかりと実力をアピールできるか。ヘタフェでは先発が5試合にとどまっているが、カディス戦で先発に抜擢された際は、目に見える結果を残したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)