「逃げているのか」 鹿島監督、リーグ3連敗に失望感露わ「こんな試合は初めて」

鹿島アントラーズザーゴ監督【写真:小林 靖】
鹿島アントラーズザーゴ監督【写真:小林 靖】

浦和戦で1-2敗戦、ザーゴ監督が低調な戦いぶりに言及「とても残念」

 鹿島アントラーズは、3日のリーグ第7節で浦和レッズとのアウェーゲームに臨んだが、1-2で敗戦。リーグ3連敗を喫し、ザーゴ監督は試合後に「初めて、自分たちが何もやろうとしなかった。とても残念」と肩を落とした。

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 鹿島は立ち上がりから浦和に攻守ともゲームを支配される展開になると、前半37分には先制点を許した。同アディショナルタイムにDF関川郁万がセットプレーの流れから同点ゴールを奪ったが、後半も主導権は浦和のまま。結局、同21分に決められたPKが決勝点になったが、他にもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックでゴールが取り消されたものなど、決定的なピンチもあった。

 そうしたゲームを終えた後のザーゴ監督は「こんなに悪い試合は初めてではないか。距離感が遠く、強度も足りなかった。ボランチの背後のスペースを使われたのはどんな要因なのかを早急に分析して解決しなければいけない」と、ゲームを制圧された要因について話した。その上で、「目指しているのはボールを握りながらゲームをコントロールして、勇気をもって顔出してつなぐこと。逃げているのか、隠れているのか、初めて、自分たちが何もやろうとしなかった。とても残念」と、消沈気味だった。

 同点ゴールはあったものの先制点の場面で背後を取られた関川は「ボランチの背後で受けられたり、裏に抜けられたり、自分の前で触られたりというのがあったので、そこが上手くいかなかった部分の1つ」と話し、「ディフェンスラインが全体的に少し上げてコンパクトにすると話したけれども、うまくいかなかった」と、間延び感があったと振り返った。

 また、浦和2点目のPKでMF明本考浩を倒してしまったDF常本佳吾は「たとえ劣勢でも、前半は特に悪い中でも1-1までいけた。その中で勝ち越されてしまったのは、鹿島にいる上では許されないと思っている」と、“鹿島らしさ”を欠いた試合になったことを悔やんだ。

 鹿島は1試合消化が少ないものの、現時点でリーグ6試合を終えてわずかに1勝。チーム創立から30周年の節目を迎えるクラブだが、序盤戦はかなり苦しい時間を過ごしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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