レスター初Vの瞬間、ラニエリ監督は機上の人? 「トットナムの試合は見たいが…」

「着陸するまで結果は分からないだろう」

 防戦一方のレスターだったが、指揮官はヴァーディ不在を嘆いた。それでも同17分にMFドリンクウォーターのFKを主将DFウェズ・モーガンが頭でねじ込み同点とし、少ないチャンスをものにしてしぶとく食らいついた。その一方でDFフートとユナイテッドMFフェライニの肉弾戦では、相手のラフプレーに苦言を呈していた。とはいえ、ラニエリ監督はドローという結果自体には満足している。

「我々のメンタリティを示したことは重要だ。出だしは良くなかったが、そこからのパフォーマンスには感謝している。トットナムの試合は見たいが、私はイタリアから戻るフライトの途中だ。着陸するまで結果は分からないだろう。我々にとっては続けることが重要だ」

 ローマ出身のラニエリ監督はこのまま一時帰国するため、翌日にロンドンに戻ってくるフライトの中で行われるトットナムの試合は見ないつもりだという。トットナムがチェルシー戦で引き分け以下に終われば、レスターのリーグ初優勝が決まる。

 人事を尽くして天命を待つ――。ラニエリ監督は歓喜の瞬間を、空港で迎えることになるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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