救世主はベイル! ロナウドら欠くレアルが難敵ソシエダに1-0辛勝、リーガ逆転Vに望みつなぐ

2戦連発のベイルは22戦19得点11アシストの大暴れ

 レアル・マドリードは30日にリーガ第36節でレアル・ソシエダとの敵地での一戦に臨み、後半35分にウェールズ代表MFギャレス・ベイルが値千金のヘディング弾を叩き込み、1-0で勝利した。負傷の影響でFWクリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマら主力が欠場となる危機的状況で、逆転優勝へ貴重な勝ち点3を得た。

 この日、ジネディーヌ・ジダン監督は、看板の「BBCトリオ」のうちスタメンに並べたのはFWギャレス・ベイルだけという選択になった。ロナウドとベンゼマは負傷の影響でベンチにも入らなかった。ドイツ代表MFトニ・クロースも温存された。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦が5月4日に控えており、2冠を狙うフランス人指揮官にとっては苦渋の決断となった。

 試合は前半、攻撃の核を欠くレアルが攻めあぐねた。4分、ショートカウンターからパスを受けたベイルが右足でシュートを放つも、枠外に逸れた。その直後にはペナルティエリアに入り込んだハメスがフリーで狙うが、相手GKに当ててしまう。21分にはハメスのクロスをベイルがヘディングで合わせるなど、計10本のシュートの雨を降らせたが、一点を奪えずにハーフタイムに入った。

 後半に入ってもレアルはクロースを温存した影響からかパス回しにリズムが生まれない。同12分にはハメスが左サイドから仕掛けて送ったクロスを相手DFがクリアしきれず、詰めたベイルが強烈なシュートを放ったが、相手GKヘロニモ・ルジのビッグセーブに遭った。

 

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