これが政治力か… アトレチコの闘将シメオネがボールボーイの“失態”でリーグ残り3試合ベンチ入り禁止に

逆転Vに試練! マラガ戦での“妨害工作”が波紋

 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝バイエルンとの第1戦を1-0で勝利したアトレチコ・マドリードだが、逆転優勝を狙うリーガでは“政治力”に翻弄(ほんろう)されそうだ。23日に行われたマラガ戦での“妨害行為”によって、闘将ディエゴ・シメオネ監督にリーグ戦残り3試合全てのベンチ入り禁止処分が発表された。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が伝えている。

 アトレチコは本拠地ビセンテ・カルデロンで戦ったマラガ戦で、途中出場したFWアンヘル・コレアの値千金弾で1-0としぶとく勝利。勝ち点で並ぶ首位バルセロナを追っている。

 しかし、この試合の前半終了間際に問題が起きた。マラガがカウンターからチャンスをつくろうとした瞬間、アトレチコのテクニカルエリアからボールが入った。

 リプレーを確認すると、ボールボーイが投げ込んだ可能性が高いが、リーグの規約上ではテクニカルエリアでの出来事は、指揮官が責任を持つというルールになっている。そのためアルゼンチン人指揮官はハーフタイム前に退席を宣告された。

 このボール投げ込み事件に、スペインサッカー連盟は追加処分を発表した。シメオネ監督に対してリーガ残り3試合、第36節ラージョ・バジェカーノ戦、第37節レバンテ戦、そして最終節のセルタ戦まで全てのベンチ入りを禁止した。

 

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