C・ロナウドは最後の練習で違和感

「クリスティアーノは最後の練習で違和感を感じた。だからプレーしなかった。カリムは少し事情が違う。少しずつ患部の状況が悪化していった。彼のコンディションに関して賭けはしたくなかった。どちらも重要な選手だ」

　欧州屈指の破壊力を持つレアルのオフェンス陣だが、特に後半は看板3トップ「BBC」のうち2人を欠いたことで迫力を欠いてしまった。代役で出場したヘセ・ロドリゲスのヘディングシュートはポストを直撃。DFペペの至近距離からのシュートは、シティのGKジョー・ハートの好セーブに遭いアウェーゴールを奪えなかった。

「試合には満足している。簡単ではない試合だったが、いい守備を見せた。後半はよりボールを保持できた。決定機も作れた。試合前はフィフティ・フィフティだったが、それは今も同じだ。ホームで第2戦を戦うが、フィフティ・フィフティだ。今日のように働かなければいけない」

　第1戦をスコアレスドローで終え、5月4日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われる第2戦に挑むレアルは、ホームの地の利を生かして、決勝進出を果たすことができるだろうか。「BBC」トリオがピッチに揃って立てるかが、勝利への一つの鍵となりそうだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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