“主将”長谷部の存在感をドイツ人同僚が称賛 54歳カズと「同じくらいプレーできる」
現地メディアは次節も先発予想、同僚MFローデがインタビューで長谷部に言及
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠について、現地メディアは6日に予定されている第24節シュツットガルト戦での先発出場を予想している。また、ブンデスリーガ現役最年長選手でありながらレギュラーとしてピッチに立ち続ける長谷部に対しては、同僚からも称賛の声が上がっている。
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前節ブレーメン戦に3バックの中央、リベロの位置で先発した長谷部は、デュエル勝率54%、パス成功回数ではチーム最多となる92回をそれぞれ記録。チームは1-2で敗れて連勝は「5」、連続無敗記録は「11」で止まったが、37歳のベテランは安定感のあるプレーでチームを牽引した。
そのためブンデスリーガ公式サイト、フランクフルトの地元紙「ヘッセンシャウ」は、次節シュツットガルト戦でも長谷部が引き続き先発で出場する可能性が高いとして、予想スタメンの中に長谷部の名前を入れている。仮にシュツットガルト戦での長谷部の先発出場が実現すれば、リーグ戦では第12節ボルシアMG戦(3-3)から13試合連続での先発となる。
そんな長谷部のことをチームメートも称えている。フランクフルトの地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」のインタビュー取材に応じたMFセバスティアン・ローデは、自身の今後について問われ、「自分のキャリアはそんなに長く続かないと思う」と回答。「あなたは第2のマコト・ハセベにはならないということですか?」と問われると、「マコトのように長く現役を続けるのは、僕には無理だよ。そのためには、それに相応しい遺伝子が必要だ。マコトは日本にいる54歳のライバルと同じくらい長くプレーできるはずだよ」と、横浜FCの“キング・カズ”こと元日本代表FW三浦知良を引き合いに出して長谷部の健在ぶりを称えた。
さらに「マコトはロッカールームで風を巻き起こしているよ。時々すごく強い風を吹かせることもあるんだ」と、主将を務めている長谷部の存在感の大きさについても触れている。
今季終了後の現役引退が既定路線と思われていた長谷部だが、そうした予想が今季開幕前に現地メディアで出ていたことが信じられないぐらいの充実ぶりを見せており、連勝が途切れた後の仕切り直しの一戦となる次節シュツットガルト戦でもチームの牽引役を務めることになりそうだ。