「絶対的なワールドクラス」 ドルトムント20歳MFを独識者が絶賛「技術的に完璧」

再び輝きを放っているドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ【写真:AP】
再び輝きを放っているドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ【写真:AP】

ビーレフェルト戦で1得点1アシスト、サンチョの活躍をハマン氏が手放しで称賛

 ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョがシーズン序盤戦の不調から抜け出し、再び輝きを放っている。現地時間2月27日に行われたビーレフェルト戦(3-0)で1得点1アシストを決めた20歳のアタッカーに対し、「絶対的なワールドクラス」「1対1で彼以上の選手はいない」と称賛の声が挙がっている。ブンデスリーガ公式サイトが報じた。

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 マンチェスター・シティの下部組織出身のサンチョは2017年にドルトムントに移籍し、ドイツで頭角を現した。2019-20シーズンには、ブンデスリーガで17得点17アシストと出色のパフォーマンスを見せている。

 今季は開幕からやや低調で、ゴールが遠く、リーグ戦初ゴールが年明け後の第14節ヴォルフスブルク戦(2-0/1月3日)とエンジンがかかるのに時間を要したが、そこから一気に加速。第23節終了時点で6得点11アシストを記録し、復活を印象づけている。直近のビーレフェルト戦でも得意のドリブルが冴え渡り、先制点のアシストとPKにつながる好機を演出した。PKは自ら決め、1得点1アシストをマークしている。

 そんなサンチョの活躍を見た元ドイツ代表MFディトマール・ハマン氏は、衛星放送「スカイ・スポーツ」で「彼は絶対的なワールドクラス。今、1対1で彼以上の選手はいない。両利きで、どちらのサイドでもプレーできる。体重移動が素晴らしく、技術的にも完璧」と大絶賛。「彼が落ち込んでいたところから抜け出したことは彼が正しいキャラクターの持ち主であることを示している」と、一時の不調から完全に立ち直ったと太鼓判を押した。

 チームメートの元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスも、「彼は素晴らしいプレーをして、手本となっている」とチームを牽引する選手だと称賛。「私たちは彼が他の人が持っていないような可能性を持っていることを知っている」と、そのポテンシャルを高く評価した。

 さらにハマン氏はサンチョについて「ハーランドと並び、ヨーロッパサッカーの世界で最も注目されている選手」と語り、ドルトムントでゴール量産中のノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドと比肩する注目株であることを強調している。

 昨夏にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍話が破談に終わったことが不調の原因とも指摘されていたサンチョだが、暗いトンネルは完全に抜け出したようだ。シーズン終盤戦に向けて、さらなる活躍が期待される。

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