「今季最高のベイル」 2得点1アシストの活躍をモウリーニョ絶賛「以前よりも…」

バーンリー戦で2ゴールを決めて勝利に貢献したFWギャレス・ベイル【写真:AP】
バーンリー戦で2ゴールを決めて勝利に貢献したFWギャレス・ベイル【写真:AP】

バーンリー戦で躍動し4-0快勝に貢献、指揮官は完全復活はまだ先と主張

 トッテナムのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、現地時間2月28日に行われたプレミアリーグ第26節バーンリー戦(4-0)に今季3度目のスタメン出場を果たすと、2得点1アシストをマークして4-0の勝利に貢献した。チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督も「今季最高のベイル」と賛辞を送っている。英公共放送「BBC」が報じた。

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 イングランド代表FWハリー・ケイン、韓国代表FWソン・フンミンらトッテナム自慢のアタッカー陣のなかでベイルが輝きを放った。試合開始早々の2分に左サイドのソン・フンミンからのクロスに飛び込み、右足で今季2点目をゲット。同15分には自陣からの正確なロングフィードを前線のケインへ送り届け、エースの得点をお膳立てした。

 さらに3-0で迎えた後半10分、左サイドからドリブルで持ち込んだソン・フンミンのパスを右サイドで受けたベイルはファーストタッチで左足に持ち替え、そのままシュート。強烈な一撃がゴール左のサイドネットに突き刺さった。後半25分で途中交代となったが、期待に十分応えるパフォーマンスとなった。

 モウリーニョ監督も、ベイルのプレーには満足気だ。試合後のインタビューで「彼は以前よりも良くなっている。2得点を決めたということだけではない。フィジカルパフォーマンスの話だ」と、怪我に悩まされてきたベイルのコンディションが整ってきたと語った。そのうえで「今季最高のベイルだった。自信もコンディションもどんどん上がっていて、怪我の不安もなかった」と絶賛した。

 その一方で、「我々は彼が持っているクオリティーを知っている。100%に戻ったとは言いたくない」と全盛期の姿からはまだ遠いと話している。ベイルには、まだ“戻りしろ”が残っていると感じているようだ。

「彼が最高の状態に戻っている兆しはある。70分間の素晴らしいパフォーマンスは良いことだが、スパーズファンはそれを定期的に見たいと思っている。私はギャレス・ベイルがかつてのフィットネスを取り戻せば、まだまだ活躍する場はあると考えているよ」

 指揮官もベイルのこれからに期待を寄せた。31歳のレフティーはここ最近の不振でプレミアリーグの上位争いから一歩後退していたスパーズの救世主となることができるのか。レアル・マドリードでUEFAチャンピオンズリーグを4度制覇した男の完全復活が待たれる。

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