「リバプールの目をこじ開けさせた」 南野、技ありフェイント弾の“意味”に海外注目
サウサンプトンへ期限付き移籍後、3試合で2ゴールと猛アピール
サウサンプトンの日本代表MF南野拓実は、現地時間20日のプレミアリーグ第25節チェルシー戦(1-1)で巧みな動き出しとキックフェイントから先制点を挙げた。移籍後3試合で2ゴールとアピールしており、海外メディアも「リバプールの目をこじ開けさせた」と報じている。
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3試合連続スタメンで4-4-2の左サイドハーフに入った南野。サウサンプトンは強豪チェルシーに押し込まれる展開が続いたが、前半33分に南野が輝きを放つ。
中盤でボールを持ったイングランド代表MFネイサン・レドモンドに合わせて絶妙な動き出しで縦パスを受けると、そのままペナルティーエリア内に侵入。冷静なキックフェイントでセネガル代表GKエドゥアル・メンディとスペイン代表DFセサル・アスピリクエタを翻弄し、右足アウトサイドのグラウンダーのシュートを突き刺した。
試合は後半9分にPKを献上して1-1の引き分けに終わったが、南野はプレミアリーグで出場した直近5試合で3ゴール。それ以前の同リーグ最初の17試合では無得点だったのに対し、サウサンプトン加入後は3試合で2得点と、リバプール所属時のリーグ通算19試合で挙げた得点数(1点)を上回っている。
1月26日にトーマス・トゥヘル新監督が就任後、公式戦6試合でオウンゴールのわずか1失点と堅守を誇っていたチェルシーを攻略したことでも話題となった。
マレーシアの日刊紙「ウトゥサン・マレーシア」は、元イングランド代表MFジョー・コール氏が「ミナミノはインチ単位のスペースを認識できることに加え、レドモンドのパスの質があり、フィニッシュは絶妙だった。このリバプールの選手から、我々は見ることができたはずだ。彼の居場所はここだ、と。彼は家を見つけた」と称賛したことを紹介しつつ、「ミナミノはリバプールの目をこじ開けさせた」と伝えている。
南野はレンタル期間が終了する今季シーズン後にリバプールに戻るのが、“復帰”後の足掛かりをしっかりと作っておきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)