ご意見番の王様ペレが告白 「私は何度もレアルに移籍寸前だった」

史上最高を譲らないキング

 サッカーの王様と呼ばれる元ブラジル代表のペレ氏が、現役時代にレアル・マドリードに何度も移籍寸前だったことを明かしている。スペイン地元紙「マルカ」が報じた。

 ニューヨークで行われた「トライベッカ・フィルム・フェスティバル」で、史上最高のストライカーを自認して譲らないレジェンドが自らの逸話を明かした。

「私がレアル・マドリードへの移籍寸前だったことは数多くあったんだ」

 UEFAチャンピオンズリーグ優勝10度を誇る世界最高の名門に移籍しそうな瞬間は、数々あったと主張している。ペレは1956年から74年までブラジルの強豪サント スでプレー。その後、ニューヨーク・コスモスに移籍した。ワールドカップ優勝3回を誇るストライカーだが、そのキャリアで欧州のクラブに一度も足を伸ばしたことはなかった。

 「欧州でプレーしたらどうなったのかしばし考えたけれど、サントスから移籍しなかったことは後悔していない」とも語ったというご意見番。バルセロナのFWメッシや、レアルのFWクリスティアーノ・ロナウドといった現代の最高選手についても「自分が上」というスタンスを崩さない。だが、レアルでプレーしていたら、白い巨人に対しても頻繁な辛口コメントがさく裂していたかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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