“裏切り者”の名ドリブラーが古巣の不振を危惧 「バルサで起きている事態は普通ではない」

フィーゴ氏がリーグ3連敗と急失速のバルセロナに言及

 元祖“禁断の移籍”を果たした名ドリブラーが、古巣バルセロナが突如見舞われている不振について言及した。元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴ氏が、ドイツで行われたイベントに出席。リーグ3連敗と苦しむチームについて「バルセロナで起こっている事態は普通ではない」と話したと、スペイン紙「AS」が報じている。

 相手マーカーの逆を巧みに取る突破で、1990年代後半から2000年代初頭にかけて大活躍したフィーゴ氏は、マヌエル・ルイ・コスタ氏(現ベンフィカ・テクニカルディレクター)、パウロ・ソウザ氏(現フィオレンティーナ監督)らとポルトガル代表の「黄金世代」を形成した。しかしそれ以上にフィーゴ氏を有名にしたのは、バルセロナからレアル・マドリードへの“禁断の移籍”だった。

 それまでバルセロナで不動の右ウイングを務めていたフィーゴ氏は、00-01シーズンのオフに「銀河系軍団」構築を目指す第1次フロレンティーノ・ペレス会長体制下のレアルへの移籍を、突然発表した。この“禁断の移籍”にバルセロナサポーターは怒り心頭となり、レアルでのカンプ・ノウ初戦となったクラシコではCKの際、キッカーのフィーゴ氏に向けて豚の顔の皮を投げつけた。またバルセロナで自身が経営していた日本料理店が“焼き打ち”にされるなど、散々な目に遭っている。

 

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