「特別待遇が効いた」 “復調”のブレーメン大迫、好パフォーマンスの要因に独紙注目

ブレーメンでプレーするFW大迫勇也【写真:Getty Images】
ブレーメンでプレーするFW大迫勇也【写真:Getty Images】

コーフェルト監督も称賛、第19節シャルケ戦の働きぶりに現地メディア注目

 今季ここまで公式戦でノーゴールと不振に陥っているブレーメンの日本代表FW大迫勇也だが、シーズン後半に入って本来の調子を取り戻しつつあると、地元メディアが伝えている。

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 1月30日に行われたブンデスリーガ第19節シャルケ戦(1-1)で後半16分から途中出場した大迫は、同29分にクロスバーに当たる惜しいヘディンシュートを放つと、さらにその3分後には相手ディフェンスラインの背後に走り込んだFWミロト・ラシカにスルーパスを送って同点ゴールの起点となり、フロリアン・コーフェルト監督も「ユウヤは自分にどういう力があるのかを示した」と、その働きぶりを称賛。攻撃の活性化に貢献していた。

 ブレーメンの地元紙「ヴェーザー・クーリエ」は、こうした大迫の復調を「監督による特別待遇が効いた」と分析している。15節レバークーゼン戦(1-1)ではベンチ外、翌16節アウクスブルク戦(2-0)ではベンチ入りも出番なしだった大迫について、コーフェルト監督は「彼のことを擁護できない時期もあった」と明かす。だが、個別に面談する場を設け、3日間の特別休暇を大迫に与えたという。

「ヴェーザー・クーリエ」紙は「ユウヤはとても敏感なタイプの人間なんだ。だから、デュッセルドルフから彼の家族がやって来た時に3日間の休暇を与えた。息抜きができるようにね」という同監督のコメントを引用しながら、シャルケ戦での大迫の好パフォーマンスの要因として、大迫に対するコーフェルト監督の配慮があったことを紹介している。

 大迫は昨季もシーズン中盤以降に不調が続き、サポーターや現地メディアからの厳しい批判に晒された。しかし、後半戦に入ると調子が上向き、リーグ戦では終盤4試合で4ゴール1アシストのハイパフォーマンスを見せてブレーメンの1部残留に大きく貢献した。

 現地時間2日に行われたDFBポカール3回戦のグロイター・フュルト戦(2-0)では後半途中出場で無得点に終わったものの、そうした前例があるだけに、監督も現地メディアも、大迫の巻き返しに期待しているのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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